はじめに
柴犬は、日本を代表する犬種であり、忠実さと独立心を併せ持った性格が魅力です。
一方で、飼い主との絆が深くなるにつれ、留守番が苦手な子も少なくありません。
「うちの柴犬はお留守番が苦手かも…」と感じる飼い主さんは多いはずです。
この記事では、柴犬が一人で安心して留守番できるようにするための時間の目安や、性格ごとの対処法、留守番前後の対応、室内環境の整え方、便利グッズまで幅広くご紹介します。
愛犬のストレスを最小限に抑え、より快適に過ごせる方法を一緒に学んでいきましょう。
柴犬の性格とお留守番の関係
柴犬は警戒心が強く、独立心が高い性格ですが、飼い主との関係が深くなると強い依存心を持つ傾向もあります。
このような性質から、環境の変化や孤独に敏感に反応し、留守番にストレスを感じる子も多いのです。
また、柴犬はプライドが高く、指示を素直に受け入れるというよりも、自分の意志で行動したいという気質があります。
そのため、いきなり長時間の留守番を強いると、かえって逆効果になることも。
留守番できる時間の目安は?
柴犬に限らず、犬が安心して留守番できる時間には限度があります。
年齢や体調、性格によっても変わってきますが、おおよその目安は以下の通りです。
- 子犬(〜6ヶ月): 1〜3時間まで
- 成犬(1歳〜6歳): 4〜6時間(最大でも8時間以内)
- シニア犬(7歳〜): 3〜5時間が理想
長時間の留守番を頻繁にさせるのは避けるべきです。
8時間以上の外出が続く場合は、家族やペットシッター、ペットホテルの利用も検討しましょう。
留守番トレーニングの進め方
柴犬に留守番を教えるには、段階的なトレーニングが効果的です。
以下のステップを参考にしてください。
ステップ1:短時間の外出からスタート
数分〜10分程度の外出を繰り返し、戻ったらさりげなく接するようにします。
特別なリアクションは不要です。
ステップ2:在宅中でも別の部屋で過ごさせる
家にいる間も、意図的に距離を置いて一人の時間に慣れさせます。
飼い主がそばにいない状況でも落ち着けるようにしましょう。
ステップ3:外出時間を徐々に延ばす
短時間→30分→1時間→2時間と段階的に伸ばしていき、無理のないペースで練習しましょう。
ステップ4:出入りの演出を減らす
外出前後に声をかけたり撫でたりすることで、犬が過度に反応する原因になります。
出かけるときも帰宅したときも淡々と接しましょう。
留守番前にやっておきたいこと
1.しっかり運動させる
散歩や遊びで適度に体を動かすことで、留守番中に落ち着きやすくなります。
エネルギーを消費しておくことが鍵です。
2.トイレは事前に済ませる
トイレを済ませてから出かけることで、粗相のリスクが減り、犬のストレスも抑えられます。
3.お気に入りの寝床・スペースを作っておく
クレートやサークルなど、落ち着ける場所を事前に用意しておくと安心感が増します。
4.飼い主の匂いを残す
使用済みの衣類やブランケットを置いておくと、犬は安心しやすくなります。
留守番中のストレスを減らすアイデア
● 知育玩具やおもちゃを活用
食べ物を中に入れられるコングや、かむことで脳を使うおもちゃは退屈対策に最適。
● 音や香りの工夫
留守番中にクラシック音楽を流すと、犬のストレスが軽減されるという研究も。
アロマも、犬用のものを使えばリラックス効果が期待できます。
● モニタリングカメラで見守る
ペットカメラで愛犬の様子を確認することで、飼い主も安心できます。
留守番後の対応も重要
柴犬がひとりの時間を無事に過ごせたあとは、たっぷりとスキンシップをとって安心させてあげましょう。
ただし、帰宅直後に過度に甘やかすのではなく、落ち着いたらゆっくり褒めることがポイントです。
また、帰宅後は次の3点をチェックしましょう。
- 食器や水皿の状況
- トイレの成功・失敗
- 留守番中の行動(カメラ映像で確認)
失敗があっても怒らず、静かに片付け、次回に活かす工夫をしましょう。
一人時間が苦手な柴犬のためにできること
柴犬の中には、特に飼い主依存が強く、留守番が苦手な子もいます。
以下のような対応を検討しましょう。
- ペットシッターやドッグトレーナーに相談
- 定期的な一時預かりで慣れさせる
- 日中のドッグデイケア施設を活用
- 飼い主の外出前ルーティンを変える(敏感に察知する子への対応)
まとめ
柴犬はしっかり者で自立心の強い犬種ですが、心の奥ではとても繊細な一面を持っています。
だからこそ、安心してひとりの時間を過ごせるように、環境を整え、トレーニングを積み重ねていくことが大切です。
飼い主が少しの気遣いと準備をするだけで、柴犬の留守番はぐんと快適になります。
「行ってきます」「ただいま」の日々が、柴犬にとっても安心できる日常になるよう、ぜひ今日から取り組んでみてください。

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